【色紙・写仏の塗りかた】

伯舟庵では現在数カ所で、講師の立場で写仏や仏画を描く事を広めています。色紙はすぐに作品として飾れるので喜ばれています。

色紙に如意輪観音を写仏し彩色をしました。
お身体を塗ります。塗りむらを避けるため首飾り等は無きものと考えて一気に肌色を塗ります。
宝冠の化仏も忘れずに塗ります。

肌色より少し濃い赤みの色を作り、お身体の線に沿って塗り
水でぼかしていきます。 お顔の頬にも赤みをさします。
筆に少量の水を含ませお皿のふちでよく水をきり頬部分に水を塗ります。
赤みの色を頬にのせると水にぼけていきますので、
色と水の境目を、きれいな筆で軽く1.2回なぞります。
色紙は紙がもろいので、さわり過ぎに注意下さい。

宝冠等の金色部分は下地として茶色を塗っておきます。
お衣・髪を塗り、輪郭を墨で描き起こします。

金部分は茶色を少し残して金泥を塗ります。
お身体の線を朱色系統の色で描き起こして出来上がりです。