絵写経用紙ラインナップ 『大日如来』

絵写経を書いたあとの彩色について、ブログに順次載せていこうと思います。ブログのカテゴリーの[絵写経]に保存していきます。

色については密教では儀軌といった辞書のようものが残されておりまして、修法で使われる場合は厳しく決まり事がありますが、日常生活で神仏を感じる場合などでは、自由に好きな色をぬるのが良いと思います。このブログもぬり分けの参考にしていただければ幸いです。

色見本は金剛界大日如来。顔彩で彩色しました。光背が通常の光の場合と時空を表すものとです。絵写経は色鉛筆で彩色しました。

『大日如来』 no.1/no.44/ ◎未年・申年の守り本尊

密教の絶対的中心の本尊であり、宇宙の真理そのものを現すとされる。智慧の光明はあまねく一切処に及び、慈悲の活動は活発で不滅永遠であり、日の神にたとえたとしてもその力が大なるところから『大日』と称される。お姿は、金剛界大日如来と胎蔵大日如来の二つのお姿がある。金剛界大日如来は智慧の法身とされ智性を顕し、手は智拳印の印を結ぶ。胎蔵界大日如来は仏性が大悲によって成長する意味を持ち理性を顕す。手は法界定印を結ぶ。

参考資料:「密教辞典」

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カテゴリー: 絵写経

『台湾へ絵写経を届けました』

伯舟庵が会員である河内長野高野街道RCは、台北の城西RCと友好クラブ関係にあります。
今回、城西RC の周年式典に我がクラブより代表者が参加される際、雅宝が描いた観音様の絵と絵写経を持って行ってくださりました。

雅宝が本年度の会長をしている為、そのような話になったのですが、たいへん喜んでいただけたようで良い友好のあかしとなりました。

また、城西RCには元培医事科技大学の執行理事がおられるので、式典の次の日に日本語を勉強している生徒さんに絵写経を体験していただく機会を設けて下さったようです。

般若心経は全国共通なのかな?

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カテゴリー: 日記

『陶芸部屋』

以前より準備をしていたのですが、ようやく陶芸部屋を作る事になりました。

納屋を改装して制作場とし、窯は屋外に設置する事にしました。

色々と基礎から教えてくださっている先生宅がお手本となっています。つくりたいものが沢山頭に浮かびます。

私達は、土を触りたいから陶芸部屋をつくる、という発想ですが、
せっかくなので開放してみんなで楽しむとか、先生にワークショップをお願いするとか、また使い方も生まれてくるでしょう。
雅宝はずっと家で陶芸をしたかったので、とても張り切っています。

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カテゴリー: 日記

2023年 新春

年末年始は異常気象の影響で順番に体調不良となり慌てましたが、本年も変わらず絵を描き、また陶芸部屋の完成に向けて準備を進めていきたいと思います。

2023年お正月の一枚!


◎雅宝・・・『七福神』・・福多き一年となりますよう。
             七福神とは大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋和尚・福禄寿・寿老人・恵比寿の福神。
             宝船の図を正月の恵方詣で縁を受けて吉夢を結ぶ習慣もある。

◎観舟・・・『文殊菩薩』・・卯年の守り本尊。
           文殊菩薩とは大乗仏教の代表的な菩薩で、
          普賢菩薩と共に釈迦如来の脇侍をつとめる。
          智慧を本誓とする。

『星曼荼羅』

本年の最後の仕事も『星曼荼羅』でした。
今回は、二十八宿像を密教占星法を参考に仕上げました。

この様に伯舟庵では、常にご要望にお応えするよう努めております。
資料では彩色されていないものが多いので、手のカタチや持ち物を模範としその他はお任せいただきました。

日本全国クリスマス寒波で、伯舟庵も真っ白になり、静かに年末を迎えようとしています。

「アサギマダラが来た!!!」

数年前、箕面の友人が庭に植えている藤袴にアサギマダラが来る話を聞いて興味深く感じていました。旅する蝶アサギマダラです。

この春ふと思い出して、フジバカマを5株ほど伯舟庵の庭に植えました。

秋になって、まさかのアサギマダラがふわふわと。
2日ほどは、お腹が空いていたのかフジバカマから離れず、
日中はずっと蜜を吸っていたようです。
3日目、ふわふわ飛んだり、フジバカマに止まったりしていましたが午後になって空高く舞い上がり、どうやら出発したようです。

和泉葛城はコースではないと思っていましたが、
来年も来るようなら、迷い子の為に山の上のホーリーバジル畑のひと畝にフジバカマを植えようかなと考えています。

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カテゴリー: 日記

奈良ベルコ駅前ホール 『秋の感謝祭』

奈良ベルコ駅前ホールにて『秋の感謝祭』のお手伝い。

体験会場にて絵写経をしていただきました。

短い時間でもできるように用意したのはかんたん絵写経の
「お地蔵さん」「恵比寿天」

宗派も様々で、絵写経をみるのが初めての方も多かったのですが、
塗り絵ブームが定着しているおかげか、たいへん喜んで頂けたようです。

仕事では描く機会が少ない、可愛いお地蔵さんの人気に驚かせられました。
お地蔵さんはとても身近なのですね。

『ホーリーバジル(トュルシー)』

今年もホーリーバジル茶を作る季節となりました。

修験道とアーユルヴェーダとのご縁で熊野地方からやってきたオオヤトュルシー種です。

春から秋、伯舟庵の庭はホーリー庭となります。

身体に良いから、和泉市に小川(こがわ)から広めてね。と苗をくれて、土作りと茶作りを教えてくれた熊野のガイド須賀さんは、ちょっと頑固だけど公明正大で温かい世話好きな方でした。

須賀さんの畑は海風と陽の光が強い潮岬の山で、作物もダイナミックに育ち、小川初のお茶を飲んで「谷で作ると優しくて香りがいい」と言っていたのに突然の他界で、もう感想は聞けなくなりました。

しかしながら世の中繋がっていくもので、今は子供たちが山の畑で
何やら土壌改良しながら工夫しながら毎年スクスクと育てています。
アダプトゲン認定のホーリーバジルは血圧が一定するようで、
今では友人や親も飲むようになりました。
飲む人の顔が見えると励みになります。
今年も【小川クック】の製品として立派にお茶となることでしょう。

干したホーリーバジルにミツバチが来てブンブンいうのも可愛いものです。
そういえば日本蜜蜂に興味を持ったのもホーリーバジルに色々な種類の蜂たちがきていたからでした。
いろいろな縁を懐かしく想っていると、この世は諸行無常ですが、「無」の中はいっぱい詰まってるなあ。と感じます。

小川農園のやぎたちも元気に育っています。

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カテゴリー: お品

高野山大学文学部教育学科

令和3年4月に高野山大学の文学部教育学科が河内長野市の新キャンパスでスタートしました。

小学校・幼稚園・保育園の先生を育成する学科です。
独創的な特長として、学生のうちに地域に出ていき、体験を積み人間力を養うカリキュラムが取り入れられていることです。

地域のマイスター(馬術・農業・林業・様々な文化活動)が先生となるのですが、伯舟庵も日本文化の科目で非常勤講師としてお手伝いをしています。
授業内容は[仏画の講義]と[実技実習の絵写経・写仏]です。
実習の課題としては、各自の内面をみつめ、今の自分に必要なコトバと絵を考え探して、各自のオリジナル絵写経を制作することです。
その絵写経の完成品は終了時に幾枚か持って帰ってもらいます。

それは青春の希望や不安やらの葛藤の中で考えた大学1回生の自分の立ち位置でしょう。

彼らが絵写経を次に描くのはどんな時なのか…。
それは自分なのか誰かに勧めるのか…。

と、先生の心情が少しわかったような感じです。
子育てとはまた違う親心。
日本の未来や世界の平和まで考え及ぶ。
体験して腑に落ちることが多いです。

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カテゴリー: その他

絵写経体験会

河内長野市天見公民館にて絵写経を広める活動をしてまいりました。

今年は定員オーバーの参加者で、年々増えていることを嬉しく思います。
のどかな田園風景、ときおり鶯の鳴く気持ちの良い環境です。
お蔭さまで、皆さま描いている間は静かに超熱中。
終わった後「あっという間でした。」「脳トレになったね。」
「充実した」などと談笑されている姿をみると、笑顔になります。
お世話をしているようで、実は元気をいただいているのは私達かも、と感じます。