2024年 お正月の一枚

辰年の守り本尊は普賢菩薩です。

『延命普賢菩薩』
F6色紙に顔彩・金泥雲母で彩色。
観舟画

普賢菩薩
普賢菩薩は文殊菩薩とともに釈迦の脇侍とされ、華厳経はこの菩薩の法門を説いたものである。
慈悲(修行)を表し罪滅・成仏の功徳があるとされる。

延命普賢菩薩は普賢延命法の本尊で増益・長寿のために修する。

参考書籍「 密教辞典」

難波の三津寺

真言宗寺院「七宝山 大福音 三津寺」の改築記念誌MEに掲載されました。

ご縁は、住職(当時は副住職)が絵写経を始めたいという希望で訪ねて来られたことからです。
住職のお寺の役目に対する考えを聞いていると、とても共感でき嬉しかった事を覚えています。
それはちょうど伯舟庵が、日常を仏様と共に過ごしたいという考えから絵写経の普及を図っていた時でした。

毎月2回絵写経の会を三津寺の行事として続けられる過程で、もっと仏画を描いてみたいという声から『仏画講座』が生まれ、伯舟庵が手法を伝えるお手伝いをすることになりました。

そのような中で三津寺の改築事業の話が出て、このたびお寺の敷地にホテルが建つという、現代の都心のお寺の姿が現れました。
古いお寺は維持するのが大変で、これからは檀家さんに負担を求める時代ではないという判断もあるようです。
時代を先取りした新しいお寺の顔ともいえる三津寺のロゴを依頼いただき、雅宝が得意の描き文字で、住職のこころをあらわしました。
描き文字のロゴは三でもあるし座禅の姿でもあり、三位一体でもあり三宝である意味深いものとなっています。

改築記念誌MEは、これからの未来に繋げるミナミの情報誌です。

掲載いただきありがたいことだと感謝しています。

『仏画講座 展覧会』

三津寺落慶特別参拝期間中

2023年11月26日
難波の三津寺が新しく生まれ変わりました。

15階建ての建物内に本堂、庫裏、境内、ホテル、テナントが入った複合型の新しいお寺のカタチです。 本堂は曳家によって移動し、境内の入口は御堂筋側に面するようになりました。 御堂筋側の1階~3階はテナント、4階~15階はカンデオホテルズが入居し、宿泊すると朝の勤行体験ができるようです。

落慶法要では、住職交代の普山式も行われ、加賀哲郎住職が名誉住職となり、加賀俊裕副住職が住職となられました。 雅宝がデザインした三津寺のロゴも新ロゴとして使われます。 描き文字のロゴは三でもあるし座禅の姿でもあり、三位一体でもあり三宝である意味深いものとなっています。

11月27日から12月3日まで様々なイベントが行われるなか、2階で仏画講座の皆様の作品を展示する機会を頂きました。
また、伯舟庵が岸和田の写佛同好会の講師も兼ねていることから、ともに合同での展示となりました。

三津寺仏画講座からは1年かけて仕上げた皆様の作品と、久米田写佛同好会からは十二天の作品等が展示されました。

伯舟庵からは金剛界大日如来、胎蔵大日如来、十一面千手観音、不動明王、絵写経の観音、俱利伽羅龍、等を展示しました。