薬師如来が国家鎮護の如来として多くの寺院の本尊とされたのは、衆生の疾病を治癒し、災禍を消失し、衣食が整う等の誓願をされた由縁であるといえる。
現在でも身体健全、病気平癒の目的で薬師如来の絵写経をされる方が多く、病人の枕の下にひいたり折りたたんで持ち歩いたりするのは、民間信仰・俗信と言われるが、愛情や願いや祈りが込められていて、真心が感じられます。
写仏は顔彩のものと色鉛筆で彩色したものです。
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『薬師如来』 no.3/no.25/no.39/no.59/no.60/十三仏薬師瑠璃光王如来という。「薬師経」によれば東方の浄土である浄瑠璃世界に、脇侍の日光菩薩、月光菩薩と十二神将を伴う。
治病のほとけとして尊崇され、除病の十二の誓願より医王如来とも呼ばれる。薬壺を持つ像が多い。
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参考資料:「密教図典」